社会貢献活動の推進
考え方と活動実績
お客様にとって身近な食に携わる企業として、自社の特性を活かしながら、地域社会との共存・共栄・調和を進めることが社会と企業の持続的な発展に重要だと考えています。「不二家の価値観」や「サステナビリティ方針」に基づいたCSR活動を推進し、社会から信用される企業を目指しています。
地域社会との交流や子ども達への支援活動に注力し、2023年は全社で141件のCSR活動に取り組みました。
活動事例
ペコちゃんが行く!不二家キャラバン隊
ペコちゃんがキャラバンカーに乗って幼稚園を訪問し、ダンスやクイズを行い子どもたちと触れ合うイベント「ペコちゃん行く!不二家キャラバン隊」が、約3年ぶりに再開されました。
2023年は東京都と埼玉県にある5施設、延べ568人の子ども達のもとを訪問し交流を図りました。”ペコちゃん”が、子ども達の思い出を彩る一つになれるようなイベントとして今後も活動していきます。
ペコちゃんキッズアカデミー
2023年10月、15組17名の子どもたちとその保護者の方にご参加いただき、約4年ぶりに対面での「ペコちゃんキッズアカデミー」を開催しました。第11回となる今回は、不二家やミルキーの製造工程を学ぶ「不二家の工場をのぞいてみよう」と、パッケージを活用した「お菓子かばんづくり」のプログラムを行いました。“食“を学び、家族や友人とたくさんの笑顔が生まれるイベントとして今後も活動していきます。
こども宅食事業
子どもの貧困を解決するために東京都文京区とNPO法人などの6つの団体が協働しスタートした「こども宅食」は、経済的に困窮している子育て世帯に食品を無償で届けることをきっかけに見守り、必要な支援につなげ、地域や社会からの孤立を防ぐことを目的としたプロジェクトです。お菓子を通じ「家族の絆づくりの応援」をしたいとの考えから、2017年より年6回の定期配送時にお菓子を提供しています。
また、株式会社日本アクセスと、こども宅食事業を行う認定NPO法人フローレンスが取り組む「企業と地域団体をつないで食品を子育て家庭に届ける」事業「こどもフードアライアンス」にも参画しました。
児童虐待防止啓発活動
2020年から神奈川県児童相談所と連携し、体罰未然防止普及啓発活動に協力しています。さまざまな普及活動により、大人だけでなく子どもにも体罰未然防止の認識を広げ、子どもが安心して生活できる環境を作ることを目的としています。2023年は子ども虐待防止のシンボルマークである「オレンジリボン」をたすきに見立てリレーをすることで、子どもの虐待防止を啓発する「オレンジリボンたすきリレー2023」の会場でペコちゃん、ポコちゃんが登場するクリアファイルを配布しました。また、神奈川県所管地域の公立小学校で配布する啓発カードにも、ペコちゃんとポコちゃんが登場しています。
横浜こどもホスピス
認定NPO法人横浜こどもホスピスプロジェクトが運営する、生命に関わる病気や状況で治療や療養生活を送るお子さまとご家族の「家族の時間」を支え、地域とのつながりを育むコミュニティ型の施設「横浜こどもホスピス~うみとそらのおうち~」の活動意義に賛同し、2021年から継続的に支援しています。
2023年4月には「こどもホスピス・ウィーク2023」が開催され、神奈川県内にある不二家レストラン8店舗のペコちゃん人形の胸にバッチを着用し、啓発活動に参加しました。また、12月のクリスマス会では、ケーキやギフト商品を提供しイベントに協力しています。
ゴールドリボンキャンペーン
早稲田大学ビジネススクール(WBS)と特定非営利活動法人キャンサーネットジャパン(CNJ)が取り組む、小児がん啓発活動に賛同し協力をしています。2023年は「世界小児がん啓発月間」である9月に、東京都にある洋菓子店舗、不二家レストランの22店舗にて、小児がん啓発リボンである「ゴールドリボン」ピンバッチをペコちゃん人形の胸に付け啓発活動を実施しました。
チャイルド・スポンサーシップの参加
2020年より、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)※の活動の一環である「チャイルド・スポンサーシップ」に参加しています。この活動は、途上国の子どもの健やかな成長のために、子どもを取り巻く環境を改善する長期的な支援を行い、子どもたちと地域の人々が“未来を切り拓く力”をつけられるように支えるものです。不二家はこの活動を通じて子ども達を支援しています。
- ※子どもたちとその家族、そして彼らが暮らす地域社会とともに、貧困や紛争、自然災害等のために困難な状況で生きる子どもたちを支える活動を行う、世界最大規模の国際NGOです。その日本組織として、設立されたのがワールド・ビジョン・ジャパンです。
ヤマザキ「ラブ・ローフ」募金
「食べ物や水がなくて苦しんでいる、世界の子どもたちを助けたい」との思いから、公益財団法人国際開発救援財団(FIDR)とWVJが共催し実施しているヤマザキ「ラブ・ローフ」募金に、2011年の東日本大震災の緊急援助募金から継続して協力しています。
全国の洋菓子店やレストランを中心に、本社、工場、菓子事業本部の各営業支店、関連会社などに募金箱を設置し、不二家グループとして実施しています。また、2023年2月にトルコ南東部で発生した大地震では、緊急援助募金にて被災地支援に取り組みました。
社会貢献活動案に関する具体的な取り組みについてはサステナビリティレポートをご確認ください。